お客様の声(NPO法人グリーンセンター様の声)
NPO法人グリーンセンター様紹介
本日は、山形県山形市の『悠創の丘』を訪問しました。この場所は西蔵王の麓にある32ヘクタールの広大な土地で、丘の上から山形市内が一望できます。敷地内を管理しているのはNPO法人グリーンセンターです。NPO法人化する前の1998年から滝山緑地管理組合として悠創の丘を管理してきました。年間50人工で除草作業、樹木伐採、消毒など決まった作業を行い美観維持しています。今回は理事長の佐藤稔さんと理事の田中利男さんにお話をお聞きしました。もともとはリース機として、カルイの『KDC-130B』を使用していましたが、2年前に、後継機『KDC-131B』を購入しました。その経緯もお聞きしてみようと思います。
導入の経緯
1番遠い竹林から竹を乗せて軽トラックで捨てると3時間かかっていました
(田中さん)10年前は敷地内の伐採した樹木や竹はすべて安全な場所で燃やしていました。しかし規制が厳しくなり燃やせなくなりました。仕方がないので人があまり来ないような敷地の隅に捨てていました。32ヘクタールあるので、誰も来ないような場所まで軽トラックで運ぶのも一苦労です。
(田中さん)なかでも竹が一番厄介でした。1番遠い竹林から竹を乗せて軽トラックで捨てると3時間かかっていました。竹は水分含んでいると重いんです。
ハイキング用の道路などがあり、
一度公道を通過しないと竹を端の捨て場所に持って行くことができませんでした。
(佐藤さん)竹は2年~3年しないと腐敗して土に還らないので捨てるにも場所をとりました。特にここは竹林が6つ以上あり年間700~1,000本ほど伐採しないといけないのですぐに場所がなくなります。敷地は広くても公園なのでどこにでも置いておけないし。管理事業の一環で間伐した竹を使って炭焼き体験を実施し、少しは活用していますが使うのは10mの竹の下から2~3mの太い部分だけ。残り7~8m部分や形が悪い竹は使いようがないので全体の6割は処理しなければいけません。
(佐藤さん)何とかしたいと悩んでいた時にカルイさんから粉砕機の試験をしたいから竹を分けてくださいと言われました。竹を分ける代わりにお借りして、データや情報を提供しようと思惑が合致してリース契約を結びました。
(石山さん)補足すると、我社に竹を粉砕したい別のお客様からも問合せがあり、竹を粉砕できるか試験し、改良して新機種に繋げたいという思いもあってリース契約をしました。
カルイ粉砕機の活用方法といいところ3つ
(田中さん)カルイさんのいいところは3つです。
- 自走式で山を登ってその場で処理できるので3時間別作業ができます。
- 噴射口の向きを変えられるので一箇所にたまらないから手間が省けます。
- どんなに奥に手を入れても刃に手が当たらないので安心して仕事ができます。
1. 自走式で山を登ってその場で処理できるので3時間別作業ができます。
(田中さん)竹林まで粉砕機を走らせて作業できるので労力がかかりません。作業現場で、700~1,000本年間伐採しないといけません。わざわざ軽トラックに積んで運んでいた3時間を別の作業に費やせるようになりました。だから敷地内の管理に気を配ることができるようになりました。土に還りやすくなるのでその場に撒くこともできて、美観も崩しません。
趣味で竹林の写真を撮りにくる方もたくさんいるので、積まれている竹が多いとあまり見栄えが良くないですから。
2. 噴射口の向きを変えられるので一箇所にたまらないから手間が省けます。
(田中さん)噴射口の向きが変えられるのでならすのに便利です。1箇所にまとまらないので竹林全体に噴射できて、足で慣らすことも楽です。1箇所にたまりつづけると後でならす作業が増えて手間がかかりますから。私たちは他にも公園内でする仕事があるので竹ばかりに時間を費やせません。他のメーカーを使った事無いからわからないですけど噴射口の向きが変えられることはいいですね。
(石山さん)補足しますが、噴射口のブロアーはカルイ社標準装備です。他社の同クラスの機械では真下に落ちてたまったり、一定方向にしか排出されないので、そこから片付ける手間があるかもしれませんね。
3. どんなに奥に手を入れても刃に手が当たらないので安心して仕事ができます。
(田中さん)刃がかなり奥にあってよほど奥に手を入れても巻き込まれないので安全です。ついつい作業に慣れると事故を起こしやすいですが肘まで奥にあると事故の心配なく作業できます。事故が起こったこともありません。非常停止ボタンもちょっと当たると止まってくれるので安心です。急に止まって作業できないな?と思ったらボタンに当たっていたときもあるくらいです。
リースは雨で作業できないときもお金がかかるし、必要なとき使えない
(佐藤さん)リースなので雨で作業できないときもお金がかかります。前社長と知り合いだったので無理を言って使った時間分だけのデータを取って計算して、その分支払うとことにしてもらいました。ただデータをとる手間や計算があり大変でした。あと必要なときにすぐ使えないのも難点でした。
(田中さん)リース機は竹が雨や夜つゆに濡れた後作業をすると、刃につたや葉っぱが絡み付いて粉砕しにくかったり、噴射口から出てこなかったりしたけど、それは少なくなりましたね。
(石山さん)補足させてください。リース機のタイプは、刃が6枚刃でした。購入していただいたタイプは4枚で絡まる枚数が減ったため少し改善されました。ただ、やはり水分は敵で購入した機械でも全くゼロになったわけではありません。
導入を検討している方へのアドバイス
(佐藤さん)なかなか個人で買う場合が難しかったら、団体や組合でリースするのも良いかもしれません。
(田中さん)竹や樹木など粉砕するものの大きさや使用状況、作業内容に合わせて選ぶことがいいと思います。
カルイへの今後の期待とメッセージ
(佐藤さん)竹チップはカルイに限るみたいなキャッチコピーで一歩ずつ前進してください。機種に自信持ってください。
(田中さん)試験的に竹をあげるので改良して進んでください。だれでも使えるように前進してください