お客様の声(造園業 有限会社奥津造園様の声)
購入製品:『ドラコンKDC-131B』
(左)有限会社奥津造園 奥津美明代表取締役
(右)㈱関東建機サービス 髙橋営業部長
有限会社 奥津造園の紹介
有限会社 奥津造園は、神奈川県小田原市にある造園会社です。対応エリアは地元小田原を中心に、神奈川県全域。個人宅の造園から民間企業の委託・公共工事まで、幅広く造園土木に関する業務を行なっています。個人邸は年間100件以上を対応。従業員は正社員が6名、準社員が9名です。
2013年6月現在は、同じく小田原に社を構える緑栄造園土木株式会社さんとともに、民間企業から委託されたリゾート地の整地を行なっています。
今回は、奥津美明代表取締役にお話を伺いました。
大きなトラックが入れない現場で、支障木の処理に粉砕機を活用
現場で伐採して出た不要な枝葉を粉砕するのに使っています。普段は、支障木を伐採した後の処理を業者に委託。ですが、業者の大きいトラックが出入りしにくい山の中や竹やぶの中などでは、コンパクトなカルイの粉砕機を利用しています。
今使っているカルイのKDC-131Bで粉砕機は4台目。カルイの製品を使うのはこれが初めてです。
一台目を導入したのは15年くらい前(1998年)です。
1t以上あるとても大型な機械です。
10年前(2003年)に購入した2台目も大型でした。
この機械の粉砕方法は段階に分かれていて、
「一次破砕:刃で細かくする」→「二次破砕:ハンマーで叩き粉々にする」→「粉砕物を吹き散らす」という段階を踏んで、やっと粉砕物が排出されるというものでした。どうしてもこれだと時間がかかっちゃう。効率が良くない上に、機械の中で粉砕物が詰まりやすかったのです。
そこで2006年にもう一台買い足したのですが、この機械には直径7~8cmまでのものしかできない・逆回転(※)ができないという不満がありました。
(※逆回転とは、粉砕口に枝葉を入れて、中で詰まってしまった時に刃を逆回転させて、入れたばかりの粉砕物を取り出す機能のことです。)
粉砕機に欠かせない条件を元にネットで検索したところ、カルイの製品に出会う
3台も粉砕機を使ってきましたから、ある程度自分の欲しい粉砕機の条件は決まっていました。
- 大型重機ではなく、現場へ持ち運びしやすいコンパクトなものであること
- 時間をかけず効率よく粉砕できること(二次破砕方式ではないこと)
この2つが絶対に譲れない条件でした。この条件を元に、インターネットで粉砕機について調べました。2010年くらいかな。
するとA社の粉砕機が該当しましたが、この製品について調べてみると「ブロアー(筒状の排出口)が無い」「排出口に網がついていて、目詰りしてしまう」というユーザーの声も目にしました。なのでA社製品の検討はやめ、上記の条件にさらに「ブロアーがついている」「目詰まりの要因になる網がついていない」という2つの条件を新たに足しました。
そこで新しくインターネットで検索したところ、見つけたのがカルイの製品KDC-131Bでした。求めていた条件をすべて満たしていた上に、ネット上では不評も見つかりません。もう、この時点でカルイの製品を買おうと決めていました。
実機のデモ運転を見に山梨まで
-小田原まで取り寄せ、購入
もちろん見たよ。インターネットでカルイについて調べたら、直近で行われる展示会が山梨でやるっていうから、山梨まで見に行きました。カルイの製品を買うことしか考えてなかったから、他にも様々なメーカーが農機を展示してたけど、カルイのブースにしか行かなかった。(笑)
それで、粉砕機の実演デモを見たところ、求めていた条件をクリアしていたので、購入を决めました。地元の、いつも使っている販売店の担当者(※㈱関東建機サービス様)に頼んで、山形からカルイの製品を取り寄せてもらいました。
なんの問題もなく使えています。欲しかった機械の条件は全部クリアしているし、期待通りの働きです。
カルイの粉砕機は、細かく均一に粉砕してくれるから、粉砕した後のチップの利用もできるんだ。例えば、今現在(2013年6月)は竹林の伐採をメインにやっているけど、伐採した竹をカルイの粉砕機で粉砕する。そのチップはそのまま現場に撒いて土に還したり、遊歩道の敷材にしたりします。元請会社に粉砕した後のチップを見せ、「これを遊歩道の敷材にします」と言ったら好印象をいただけました。環境にやさしい利用法ができるのもありがたいです。
カルイ製品のいい所3つ
一つ目は、コンパクトなところ。一人でトラックに乗せ降ろしができます。KDC-131Bは元々持っていた大型の粉砕機の、4分の1くらいの容量で同じくらいの性能を持っています。コンパクトなわりに太い枝まで粉砕してくれますよ。(※奥津様がお使いのKDC-131Bは、直径12cmまで粉砕可能です。)
二つ目は、速く・効率よく粉砕してくれるところ。木や竹を投入すると、すぐに粉砕されてブロアーから排出されますから、スピードにいらいらすることはありません。
三つ目は、大きい故障がないところ。これまで3年間くらい使っていますが、大きな故障は1回もしていません。ちょっとしたメンテナンスなら自分たちでできちゃうし。山形に本社があるカルイだけど、全国各地の販売店にメンテナンス方法をしっかり伝えてくれてるから、販売店の人がなんとかしてくれることもある。
まずは現物を見ちゃうのがいいよ。最近はネット上で色々探せますし。カルイのホームページにも粉砕する様子の動画が載っているよね。インターネットで粉砕機を探している時に見ました。こういうのも、参考にしてみてもいいと思います。
※参考:カルイのホームページ(https://funsaiki.com/)
トップページにさくらんぼの枝や竹を粉砕している動画があります。
カルイへの今後の期待
これからも、ユーザーが使いやすい製品を作り続けて下さい。
コンパクト性が大事だから、そこはなくさないでほしい!
あと、コンパクトだけど直径15cmの太さの枝や竹が粉砕できる機械ができたらいいなと思います。
奥津様、お忙しい中ご協力いただき誠にありがとうございました。
取材日時:2013年6月
※ 文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。