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私は主に粉砕機の新機種開発をしております。
どんな製品を作るか、どんなデザインにするか、どんな部品を使うかを考え、3D CADでバーチャルモデルを作ります。そして、それを図面化したものをもとに資材部の方に部品を調達してもらいます。
部品が揃ったら試作品を自分で組み立て、実際に動かしてみて性能を確かめます。
その結果を工場長に報告して改良を重ねながら製品化していきます。
開発業務では、1日の中で決められたスケジュールというのは特にないですね。
3D CADをずっと操作している日もあれば、製品を加工してくれる協力会社の方とミーティングをしたり、試作品の組立てをしたり…と、その日ごとに仕事の内容は変わります。
当社カルイで作った商品を購入してくださったお客さんから喜びの声を聞けた時でしょうか。
これを買って良かった、便利だというお言葉を頂きますが、作り手としてそれ以上に嬉しいことはありません。
あとは、自分が図面を引いたものが形になり世の中に送り出すのは、開発の醍醐味だと思います。
当社の魅力は、自社製品を作って全国展開しているところです。
自分たちが考えて自分たちが作ったものをエンドユーザーさんに評価して戴けるのは面白いですし、お客さんに喜んでもらえる製品を作ろうというのは生きがいでもあります。
歴史のある会社ですから、山形の工業の製造関係では割と有名なんです。
年配の方にはいまだにカルイの前身であるカルイ工業時代を覚えている方もいらっしゃって、「でっかい工場だったよね」などという話を聞きかじっていました。
その会社がまだ残っているというので、気になったのがきっかけです。
その後の面接時に会社を見学させていただいたのですが、すごく古い機械がまだ残っていて、機械に歴史を感じました。
個人的にアナログな機械が好きで、いくら便利な世の中になっても、古い時代の機械で仕事をしていた職人気質は忘れてはいけないと思っているんです。
この会社なら、自分の能力でもお役に立てそうだと、ここにお世話になってみようかなと思いました。
まずは、今手がけている機種がユーザー様から高評価をいただけるよう頑張るのが当面の目標ですね。
将来的には、今は粉砕機をメインで作っていますが、同じ農業方面でも一味違う自社商品を作ってみたいです。
会社的にも良いと思いますし、仕事としてやりがいが出てくると思います。
この業界で設計や開発の仕事を希望するのであれば、ひたすらデスクワークでCADを触るだけでなく、実際の製品を自分で弄ってみて、製品の作り方・組み立て方を覚えることが大事です。
自分が作り方を知らないものは、図面も描けません。
そのためには、製作の現場に入って勉強することも必要だと思います。
自分の生み出したものを自分で触れる、ただのデスクワークにとどまらない開発を目指して頑張ってください。
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日本で初めてチッパーシュレッダー、樹木粉砕機を作った樹木粉砕機のパイオニア 株式会社カルイ
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