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購入製品:『ドラコンKDC-1300B』『オプション品:細目スクリーン』
写真左:肉用牛繁殖経営 沖野逸雄氏 写真右:株式会社カルイ営業部 石山氏
沖野逸雄さんは、広島県東広島市志和町で肉牛用繁殖の牛舎を経営しています。牛舎では、竹を細かく砕いた竹チップを飼料に混ぜて牛に与えています。具体的な竹チップの効果とその活用方法などを詳しくお聞きしました。
私の牛舎では、2009年頃から畜産牧場に出荷する子牛を繁殖、育成しています。
現在、繁殖牛(親牛)が18頭、子牛が10頭います。
繁殖牛に子牛を産ませて約280日間育てて畜産牧場に出荷するわけですが、牛の体調はとても繊細で管理にとても気を配っています。
この牛舎の他には、牧草地と竹林を持っています。牧草地からは飼料用の牧草をとっていて、竹林は飼料に混ぜる竹チップ等の原材料として活用しています。
粉砕機で竹を砕くと1ミリ~5ミリ程度のチップができます。
芽が出て3年以内の若い竹のチップは、ふるいにかけ2ミリ以下の細かいチップのみ乾燥させて牛の飼料にしています。ふるいに残った大きいチップは牛の敷材に消臭剤として混ぜているんです。
成長しきった竹のチップは、燻して竹炭にします。この竹炭も牛に与えています。
竹チップや竹炭を飼料に混ぜて与えるようになってから、牛の体調は良くなったなと実感できています。
竹チップは牛の下痢に効果があるようです。牛は体調がとても敏感で下痢をしやすいのですが、竹チップをあたえるようになってから、下痢の回数が目に見えて減りました。
たとえ、下痢をしても竹チップを食べさせていると、下痢の回復がとても早いです。
効果が実感できた今では、牛の下痢予防のために、毎日柄杓(ひしゃく)で飼料にたっぷり竹チップを与えています。
牛が元気だと心が休まります(笑)
竹炭は動物用ビオスリーのかわりに胃薬として食べさせています。
竹には乳酸菌が含まれているので、それが良い結果につながるのではないでしょうか。
また、竹なので消臭効果もあります。大きな竹チップは敷材に混ぜて使っているのですが、強い臭いがしなくなりました。牛飼いの知人も、自分の牛舎で敷材に竹チップを試してみたいと言っていましたよ。
竹チップは、乾燥させてから牛に与えています。
乾燥させないと、水分が含まれているので重たく持ち運びに不便だからです。乾燥させる時間は季節や天気によっても異なりますが、夏場だと2日間 天日干しすれば、しっかり乾燥します。冬場でも5日間あれば大丈夫です。
おがくずを牛の寝床に使っていますが、竹チップで代用できないかと試したことがあります。しかし、竹チップはおがくずに比べてし尿の吸収性が悪く、これは失敗しました。
消臭剤として寝床に混ぜる程度が精一杯ですね。
竹炭は、3年以上成長した竹を利用することです。
若い竹は目が詰まっていないので、良い竹炭を作ることは出来ません。竹炭を作る場合は、最低でも3ヶ月以上しっかり乾燥させてから燻します。
私が、竹を牛の飼料にできると知ったのは、偶然に立ち寄った農機具の展示会でのことです。
その展示会にいたカルイの営業担当者と話をしていると、雑誌『現代農業2014.01』をみせて「竹チップを牛に食べさせると牛の体調が良くなる」と言いました。雑誌には、畜産試験場のデータがきっちりと表れていたので、試してみる価値はあるなと思いました。
敷地内の迷惑な竹を処分できて、そのゴミ(竹チップ)を牛に与えることができれば、とても便利な話じゃないですか。
翌日、敷地内の竹を切り倒して農機具の展示場に持って行きました。
カルイは展示会場に粉砕機の実演機をもってきていたので、実際に自分の竹を試したかったからです。
雑誌のデータどおりの細かい竹チップがつくれましたし、粉砕するスピードにも納得出来ました。結果良好ということで即買おうと思いました。
私は、牛舎とは別に工場も経営しているので、機械についてはよくわかっています。
実演を見た時に、この粉砕機の完成度は高いと感じましたよ。
工具を利用しないでも、ばらせるのは魅力的ですね。
たとえば、竹チップがスクリーンの網目に詰まった時も工具なしで清掃できます。
細かい竹チップを作るために、スクリーンの網目は小さくなっています。
網目が小さくなるということは、竹がスクリーンに詰まりやすくなります。
竹が詰まるたびに工具を利用して掃除していたのでは時間がいくらあってもたりません。
保守メンテナンスが簡単なことを評価しました。
カルイの粉砕機なら自分の牛舎でもラクに運用できると感じました。
友人が他社製品の粉砕機を持っていたので、その機種も調べてみました。
しかし、カルイ製品には標準装備の「ブロアー」が他社製品にはついていません。オプション品で装着することも可能でしたが、かなり割高になりました。
「ブロアー」とは、粉砕機内で砕いたチップを機械の外に送り出す装置のことで、この装置を装着していると、任意の場所にチップを排出できます。
もし、この装置がなければ粉砕した竹チップは機械近くの地面に落ちます。
ブロアーが粉砕機に付属しているかの有無で作業効率が大きく変わります。
地面に落ちたチップをスコップで拾い集めてトン袋にいれるのはとても重労働になるでしょう。でも、ブロアーが粉砕機についていれば、トン袋のくちをブロアーにつなげておけば、粉砕したチップは袋に入っていきます。
私は、軽トラックにトン袋をつんで、直接ブロアーから竹チップを流し込んでいます。
2~3袋つめたら、牛舎運んでいます。
また、カルイ製品は刃物のもちが良さそうだったのもポイントが高かったです。
以上の理由から、他社ではなくカルイ製品を購入しようと思いました。
全くありません。
竹やぶのなかで作業をするので、出来るだけ簡単な方がいいです。
ブロアーがついているほうが、便利です。
想像していた通り、簡単に粉砕機を操作できました。
使いやすくて、作業効率も問題ありません。
敷地の竹を処理して空きスペースができたので、その跡地を放牧地として活用できる目処が立ちました。
将来的には、整備した竹林を放牧地として活用したいと思います。
カルイの粉砕機を使えば、簡単に竹を処理できるから、すぐ実現すると思います。
細い若い竹が出てきても牛が全て食べてしまうので竹で困ることはないでしょう。
綺麗な放牧地になるとおもますよ。今からとても楽しみです。
カルイの粉砕機の良いところは次の3つです。
噴射口のブロアーはカルイ社標準装備です。
そのため、他社製品と比較すると割安感があります。
他社の同クラスの機械では真下に落ちてたまったり、一定方向にしか排出されないので、そこから片付ける手間があります。作業効率を考えればブロアーはあったほうがいいでしょう。
操作性が良いとは、ボタンが少なくて覚える必要がないということです。
作業を手伝ってくれる人がいるのですが、簡単に操作を覚えました。
また、簡単なメンテナンスだと工具を利用しないで自分たちで行えます。
足場の悪い竹林で作業をしなければならないので、工具不要でメンテが出来るのは助かります。
簡単でシンプルな設計なので、とても使いやすいと思います。
竹林までの道のりは、とても険しいです。
細くて急な勾配の悪路を走行しなければなりません。
カルイの粉砕機は、アクセルを吹かせば力強くグイグイ登ります。
処理能力に対して小型なので、小回りがききます。
急な勾配の坂の曲道でもラクに移動させることが出来ます。
カルイの粉砕機を実際に利用してみることをおすすめします。
私の場合は、カルイが農機具の展示会に実演機を持ち込んでいたので、会場に裏山から切り倒した大きな竹を持ってその場で粉砕してもらい、粉砕機の性能を確かめました。
自分が粉砕したい対象物がどの程度細かくなるのか、また粉砕するときの騒音など実際に機械を動かして確認しなければわからないと思います。
硬い竹を砕くので破砕音が発生するのは仕方ありませんが、音が大きいように感じます。
現在、医療分野で騒音を小さくする技術があると聞いたことがあるので、カルイさんの粉砕機にも同様の消音技術を採用してほしいです。使い勝手の良い粉砕機に進化すると思いますよ。
これからも良い製品を開発してくださいね。期待しています。
沖野様、お忙しい中取材にご協力いただき誠にありがとうございました。
※ 取材日時 2013年12月
文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです
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